セラミックボール・プラスチック球・ガラス球・ルビー・サファイア・石英球・中空・PPボール

プラスチック特性データ一覧

素材 比重 硬度 一般的な特性 サ-ビス温度
ピ-ク温度
水の吸収 化学的特性
フェノール樹脂 1.3-2.4 H77
Rockwell
機械的有利な特徴を持った安価な素材。鏡面仕上、マット仕上げに加工可能。いろいろな色に仕上げ可能。 90℃
100℃
最小 一般的な溶剤、油、弱酸性弱アルカリ性溶液、炭化水素、弱アルコール、油、ガソリンには影響を受けない。Oxidizing酸と強いアルカリには侵される
ポリエステル 1.23-1.47 H50
Rockwell
フェノール樹脂とほぼ同じだが、やや軽くフェノール以上に細かい色の指定ができる。立体的安定性がある。 120℃
140℃
最小 酸・アルカリに侵されるが、アルコールと水には強い抵抗力がある。ポリエステルの色は紫外線に強く抵抗する。
エポキシガラス 0.60 液体中に浮かべる素材として使用。ほとんどの化学薬品や熱い湯に耐える。立体的安定性がある。中空テフロンボールの代替品で安価。 140℃
160℃
最小 ほとんどの化学薬品や熱い水によく耐える。塩化溶媒やケトンに侵される。
ポリウレタン 1.26 85-90
ShoreA
高い摩損(摩擦によって減ること)に耐えることができる合成ゴム。低温度で有用。低圧力下での逆止弁に使用。 80℃
100℃
1.5% 化学油脂、脂肪に良く耐える。潤滑油、減摩剤、アルカリに耐える。強酸、強アルカリに侵される。
ポリアミド
(例:ナイロン)
1.14 R118-120
Rockwell
摩損耐性に優れ、摩擦が少ない。引っ張り強さが優れている。衝撃耐性、疲労耐久性あり。水吸収率が低い。 100℃
120℃
1.5-3% 一般溶剤、炭化水素、エステル、ケトン、アルカリ、ガソリン、油とグリスに耐える。強酸・強アルカリ、熱い水に侵される。
ポリアセタール
(デルリン)
1.41 R119-122
Rockwell
機械的強さ耐久性があり、摩擦係数が低い。優れた機械的でベアリング材料になる。FDA(米国食品医薬品局)認可、味、臭いなし。 100℃
130℃
最小 ほとんどの溶剤、炭化水素、エステル、ケトン、薄い酸、薄いアルカリに侵されないが強いアルカリ、強酸に侵される。
ポリスチレン 1.05 M60-75
Rockwell
低い摩滅抵抗。立体的に安定していて強固である。安価。FDA認可。 80℃
90℃
最小 ほとんどの溶剤に侵される。Oxidizing acidsによって腐食する。
ポリカーボネイト 1.20 R110-120
Rockwell
衝撃力、張力、剪断力、たわみ力が強い。高い透明度。 120℃
140℃
最小 多くの油脂、弱い酸、弱い溶剤に耐える。ケトン、塩化溶剤、ガソリンに侵される
ポリプロピレン 0.90 R80-100
Rockwell
軽量で水吸収率が少ない。電気絶縁性が高く、衝撃、摩滅、クラックに強い抵抗あり。 80℃
120℃
最小 アルカリと酸に耐える。脂肪族系溶媒・脂肪族系溶媒・塩素溶媒にはあまりよくない。
ポリエチレン 0.92 R10-20
Rockwell
液体中に浮かべる素材として使用。電気絶縁性が高い。水吸収率が少ない。FDA認可。 50℃
80℃
最小 弱酸・弱アルカリ、薄い溶剤・油脂に耐える。Oxid-acid、ケトン、芳香族系溶媒、塩素溶媒に侵される。
0.96 R30-60
Rockwell
70℃
90℃
最小
ポリテトラ-フルオレチレン
(例:テフロン)
2.15 R25-30
Rockwell
摩擦がほとんどない。水吸収がない。不燃。高温度に耐える。 250℃
300℃
なし ほとんどの化学薬品や溶剤に耐える。湿式塩素とともに使用すると有用である。
ポリアミドイミド
(例:トーロン)
1.38-1.45 M109-119
Rockwell
高温度に耐える。高圧縮強さ、衝撃強さ。ベアリングや摩損用に使用する。 260℃
320℃
なし ほとんどの無機塩溶液、酸溶液、に耐える。塩化炭化水素・フッ化炭化水素、芳香族炭化水素・脂肪族炭化水素、一般的な溶剤には耐える。有機、無機の基本に侵される。